能力測定とかの雑記⑤-メモリ4のスピード測定-

馬の能力測定に関する簡単な雑記書いてます。

能力測定とかの雑記①
能力測定とかの雑記②-スタミナ測定-
能力測定とかの雑記③-耐え測定-
能力測定とかの雑記④-メモリ5と6のスピード測定-

今回はメモリ4のスピード測定について。

メモリごとに分けて書いてますがどの成長タイプでもやることは同じです。やり方が分かってれば出来るはず。

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メモリ1から4の場合は基本的に入厩直後にまず馬体解析を行います。その時点でスピード十分の可能性があるのかないのか大体判断できます。

ですがメモリ4の場合、入厩時の解析でスピードEだった場合でもスピード十分の可能性はあります。

メモリ4の場合スピードの初期値は40%から49%のどこかなのでもし一番低い40%ならば、

120×0.4=48

となるので初期値でスピード48あれば120まで届く計算になります。なので初期でEだったとしてもスピード十分の可能性はあります。(あくまでも可能性があるということなので絶対にスピード十分に届くということではないですよ。)

で初期でEだった場合、48以上ないとスピード十分の可能性はないわけだからそれを確認しなければなりませんね。スピード55になればDになるわけだからスピード調教を7本やってもDになっていなければスピード十分の可能性はなさそう。1本ずつ馬体解析してDになるまでの本数で初期値が分かるってことですね。まあ初期値がわかったところで40%から49%の幅があるから正確な数値が出せるわけではないんですけどスピード十分の可能性とかは分かるんでやっておきましょう。

ということでメモリ4の場合は初期でEだったとしても5耐えの可能性すらあるのでまだ諦めるのは早いということです。初期値が52あればもし40%だった場合、130まで届くので5耐えの可能性が残るんですね。130×0.4=52

上でも書きましたがあくまでも可能性です。

もし入厩時にDだった場合、下段コメントが「スピ欠け」だった場合は55÷0.49で計算すると112以上は確定かな。初期Dで下段コメントが「スタミナ要求」だった場合は、60÷0.49で計算すると122を超えるのでこの時点でスピード十分が確定ですね。

ということで一つ目のポイントは何本でスピードDになるかということでした。スピード十分以外には興味がないという場合はこの時点で捨てれますね。

次、

基本的にスピード測定でポイントになるのは蓋と75%と85%のところ。

少し前の記事でも書きましたが、

・スピードが75%に到達すると上コメントが「BC登録はまだ先ですね」から「BC登録は まだ先ですね」に変化する。
・スピードが85%に到達すると上コメントが「完成まであと一息でしょうか」に変化する。

これは覚えておかないといけないので覚えておいてください。

でメモリ4の場合ですが2歳6月までの蓋が70%になっているので蓋まで上げてしまう場合、蓋の時点で最低でもスピードCの下段コメントが「距離次第」になっていないとスピード十分の可能性はありません。

なぜかと言うと、スピード十分は120からなので70%時点で必要なスピード値を求めると

120×0.7=84

となるので最低でもスピードが84ないとスピード十分まで届きません。この84というのがよいどれ式の表で見るとCの「距離次第」というところになります。

※一点だけよく間違えるポイントがあるので注意点。コメントには「距離次第」と「GⅠ距離次第」と「GⅠ相手次第」という非常によく似たコメントが存在しています。見間違えないようにしっかりと確認しましょう。スピード測定するよりも先にスタミナを上げると「GⅠ相手次第」のコメントによくひっかかってしまいますね。割と多くの人がひっかかったことがあるトラップです。

蓋(70%)の時点でCの「距離次第」だった場合は1レース消化時点でBになっていないとスピード十分の可能性はなし。1レースでBになった場合は蓋の時点が83か84だと推測できるのでスピード十分の可能性ありです。蓋が84だった場合はギリギリスピード十分の可能性あり。蓋が83だった場合は118か119くらいですね。ここの83と84の切り分けは3レース消化時の馬体解析で分かりますね。3レース消化時に90になっていなければ83だったということになるのでスピード十分は否定。

1レース消化でBにならなかった場合はスピード十分にはなりませんが何レースでBになるかである程度のスピード値は測定できます。2レースでBだったなら70%のところが81か82なのは確実なので81÷0.7とかで計算すればある程度わかります。

蓋(70%)の時点でスピードBになっていた場合はスピード十分が確定です。さらに蓋の時点でBの「GⅠ距離次第」まで行っていた場合はスピ128以上だと思います。理由は70%でスピード90に到達しているわけだから90÷0.7で計算すると128を超えています。

こんな感じで蓋のところだけでも沢山の情報を得ることが出来ます。何レースでBになったから蓋のところがスピ値いくつだったとかで計算できます。

ちなみにですがどの成長タイプでも言えることなのですが120×0.75と計算すると90になります。75%でスピードが90だったらちょうどスピード十分になるということです。ということはスピBの下段コメントが「GⅠ距離次第」になっているのに上段コメントが「BC登録はまだ先ですね」のままならスピード十分が確定します。まだ先のスペースが空くタイミングが大事なので注意深く見ておくといいです。90になる前にスペースが空いたらスピード十分の可能性は無し。90になると同時にスペースが空いたらスピード十部になる可能性はあり。多分半々くらいの確率。

90になってもスペースが空かなかった場合はスピード十分が確定。なのでここから何レースでスペースが空くかで測定してみて下さい。少し前の耐え測定の記事にも書いてます。ちなみにメモリ4の場合ここの測定には鬼芝は使えないので注意。蓋に到達しているので鬼調教は使えない。レースでしか測定出来ません。

ここまできたらもう90からの耐え測定と100からの耐え測定である程度能力をしぼって終わりです。

ただレースで能力を上げている場合、2ずつ上げているので耐え測定のスタートがピッタリ90や100にはならないかも。そのあたりは経験を積んで工夫してみてください。場合によっては調教で能力を上げている際にわざと90で止めるようにしたり80で止めるようにしたり。自分がやりやすいようにすればいいと思います。

なんか無駄に長く書いてしまった感じもしますが、もう測定の仕方は分かるはず。

とりあえずメモリ4の場合のおさらい。

・入厩時にEでもスピード十分の可能性はある。
・スピ調教何本でDになるかで可能性を探る。
・蓋(70%)まで上げた際に84ないとスピード十分の可能性は無し。
・あとは75%と85%のところを使って耐え測定したり。

メモリ4はこれで終わります。