種のリサイクルとかループとか
先々週あたりから同じような問い合わせが数件続いたので書いておきます。
(普段は問い合わせなんて年に数回あるかないかくらいなので珍しいです。)
種のリサイクルやループについてです。
ここ最近このブログでも配合の〆種はほとんどがリサイクル種です。
種牡馬のリサイクルとかループってどうやってるの?という質問やリサイクル種って何ですか?という質問が何件か届いたわけですが特に難しいことは何もありません。
何か配合をし終えた際、〆で生まれた牡馬は重賞を勝っていれば自家製種牡馬として残骸が残ると思います。
そのように残骸として残った種牡馬の中でも上の画像のように実績Aで残っているものがあると思います。
このように実績Aが残っている残骸種をもう一度繋いで次にやる配合の〆で使うというだけです。
やり終えた配合の残骸を次の配合で再利用するのでループとかリサイクルとか言われます。
〆種をディープインパクトにした配合をすれば、配合が終わった際に残る残骸牡馬はディープインパクトの自家製種牡馬と同じことですしこれをずっと繋いで使い続けるだけです。
極端なことを言えば例えばディープインパクト〆で配合を行う際、最初に1つだけディープインパクトで自家製種を作ってしまえばあとはその種を増やして残して永久に使い続けることが出来るということです。
簡単な例を挙げれば上のような感じ。
※例としてジャック配合を使っていますがこの配合をオススメするわけじゃないです。あと同じ配合でループする場合は危険な配合にならないように気を付けてください。配合で使うセール牝馬を変えたり種牡馬を少し変えたりして危険な配合にならないように対策する必要があります。
メリットは、
・配合のコストが安くなる。
・配合の〆で種を沢山用意できる。
デメリットは、
・手間がかかるし面倒。
・種側から非凡な才能を継承させづらい。
・ずっと同じ種を使い続けることになるので飽きる
大体こんな感じです。
まず〆種が格段に安くなりますね。使いまわしなのでタダみたいなものです。ただループさせる過程では種を使いますし因子を入れたりするのにはコストがかかります。
そして繋ぐ間に数を増やすことが出来るので〆に大量の種を安く用意することができます。実績Aで安定Cの種を沢山用意出来れば良い結果が出る可能性が上がります。
メリットは大きいのですが手間がかかる。配合をある程度自分で組めるようになっておかないと出来ないテクニックではあります。
あとひと昔前は配合の代数が増えすぎると能力が跳ねにくくなるんじゃないかという仮説もありましたがあまり関係なかったみたいですね。
どうやって繋いでいるのか?
これは人それぞれです。例えば実績だけでなく気性や底力や体質のパラメーターも絶対に落としたくないという人はずっと完璧な配合や見事な配合で組み続けてループさせている人もいれば、ただ形だけ整っていればいればいいやという人は配合理論など気にせず適当にループさせる人もいます。数を多く打てば実績なら30%で残りますし。
私はルーズな性格なので実績以外は気にせずループさせています。なのでループさせるときは種作りの最後だけ完璧や見事になるように組んでいます。たまによくできた配合にする場合もあります。GⅠを勝てる能力が確保できそうなら完璧な配合じゃなくてもいいかなと思います。
どうすれば種作りの時にずっと完璧や見事で組み続けることが出来るのかというと、これはちょっと文字では説明しようがないです。少し先まで見据えて配合を組むようにしないと無理です。練習あるのみです。紙に書いたりしてどの親系統が残るのかを考えながらやってみてください。
やってみようかなと思う人がいればまずは適当でいいから一度リサイクルでやってみるといいかなと思います。やってるうちにもっと上手くやりたいとか思い始めたらループの繋ぎも完璧とかで組むように考えてみれば良いです。
ということで、種のリサイクルとは終わった配合の残骸牡馬を次の配合に使うというだけです。試しにやってみてください。